フランス国立自然史博物館で2021年6月まで開催されている「ピエール プレシューズ〈貴石〉」展。同館のフランソワ・ファルジュ教授とヴァン クリーフ&アーペルのヘリテージ&エキシビション ディレクター、リーズ・マクドナルド氏のお二人にインタビューしました。貴石や工芸品など15万点の同館所蔵品から厳選された貴重な展示物が、ヴァン クリーフ&アーペルのヘリテージコレクションとコラボレーションし、貴石の価値を立体的に伝える構成です。
4世紀にわたる歴史を誇るフランスの国立自然史博物館で2021年6月まで開催されているのが「ピエール プレシューズ〈貴石〉」展です。私たちを魅了する貴石は、どのように誕生し、文化として定着したのでしょうか。美麗な写真の数々と、現地からのレポートでお届けします。
目薬やスキンケア製品などで知られるロート製薬。同社が再生医療に取り組んでいることをご存知でしょうか。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による重症肺炎を対象とした治験も開始している同社は、なぜ再生医療事業に取り組むに至ったのでしょうか。
今なお全世界で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威をふるうなか、国内ではECMO(エクモ)が重症患者の7割の生命を救い、ラストホープとして注目を集めています。ECMOはどのような目的で開発され、いかにして「生命を守るテクノロジー」となりえたのでしょうか。
【科学のフォークロア②】民俗学者で作家の畑中章宏さんが、民俗学の視点から先端科学や自然現象を読み解く連載。第2回のテーマは、「顔認証」について。いまや身近なものとなった顔認証システムに対し、かつての日本では「影」によって「他者」を認識していたというのです。
初夏の風物詩、ホタル。実は、成虫以外も光ることをご存知でしたか? 意外と知らないホタルの生態を、NATURE & SCIENCE が手がける『PETiT PEDiA せかいの昆虫』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
Hydroid(ハイドロイド)は「ミエナイモノヲ可視化する」をテーマに、目には見えない五感の世界を可視化して見せる技術と機器を備えたアマナデジタルイメージングのビジュアル制作チーム。代表の谷合孝志に、自然科学の分野でミクロの世界に精通したアマナの高野 丈が迫ります。
食研究家の水野仁輔さんが、自然・科学の各分野で「好き」を追い続ける人々を訪ねるインタビュー連載の番外編です。家で過ごす間に向き合った「時間」の考え方と、身近な「実験」の精神からは、私たちも大きなヒントをもらえそうな気がします。
10代に競泳選手として世界を転戦したあと、現在はライター、バリスタとして活躍をしている、久保田和子さんによる連載エッセイです。第5回は特別編。勤務するカフェも営業自粛中、家での時間をどのように過ごすのでしょう。コーヒーの淹れ方のコツとともにお楽しみください。
インテリアとして人気のストームグラス。天気管、気象管とも呼ばれるとおり、天気を予想する道具としてイタリアで開発され、イギリスに紹介されたといわれています。見るほどに不思議で美しいストームグラスを作って、観察してみませんか。
【最終回】コーヒーとチョコレートの製造過程で、その後の風味や香りの決定に重要な役割を果たすのが、微生物がコーヒー豆やカカオ豆を発酵させるプロセスです。コーヒーマイスターの中川亮太さんが、チョコレート技師・珈琲焙煎師の蕪木祐介さんと語らった発酵の可能性。意外なアイデアも飛び出して必読です。
10代を競泳選手として過ごし、現在はライターとバリスタとして活躍する久保田和子さんの連載エッセイ。第3回のテーマは、コーヒーと「健康」。人生100年時代と言われるようになった今、どんな状態が本当に「健康である」と言えるのでしょうか。
歯に当てると、まるで頭の中にだけ音楽が流れるような魔法のような歯ブラシ。京セラのセラミック技術とライオンのデンタルケアのノウハウがコラボし、ソニーのスタートアップ支援プラットフォームを利用して開発が行われたのも興味深いところ。京セラが2019年7月19日に開設した「みなとみらいリサーチセンター」を訪ね、話を伺いました。
10代を競泳選手として過ごし、現在はライターとバリスタとして活躍する久保田和子さんの連載エッセイ。第2回のテーマは、コーヒーの「酸味」です。カウンターで交わされる、 “酸っぱさ” をめぐる会話とともにお届けします。
ネスレ日本がオープンした「睡眠カフェ」では来店客にまずコーヒーを提供し、睡眠をとらせる。なぜ「眠る前にコーヒー」なのか? コーヒーと睡眠の知られざる関係に迫った。
人類が火の利用を始めたころからの付き合いとも言われる、炭。水や空気をきれいにするなどの効果は広く知られていますが、科学的な文脈で語られることは多くありませんでした。そんな炭に注目し、住宅の“調湿”を目的とした木炭「炭八」を開発したのが、出雲カーボン株式会社の石飛裕司代表。炭の持つ力と開発秘話を伺いました。
2019年9月14日から11月10日にかけて、長野県の御代田町をメイン会場に「浅間国際フォトフェスティバル 2019」が開催中です。出展作品を制作する、現地小学生たちの姿をフォトレポート。光と化学が生み出す芸術表現である「写真」の原点を、一人のフォトグラファーが考えました。
人類学を広義な観点から考察し、フランス国立科学研究センターが研究を続けるパリ人類博物館。今年、ロレアルグループの協賛で開催された「私の皮膚の中(Dans ma peau)」展は、生物学的に皮膚を分析して紹介するだけでなく、最先端の研究を伝える試みだった。展示に携わった3人の研究者に聞いた。
森の中に入ると、独特な木の香りを感じます。同時になんともいえない清々しさやリラックス感を感じるものです。でも、それはなぜでしょうか? NATURE & SCIENCEが手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)からの転載記事です。
世相をいち早く反映するデザイントレンド。時によって、半歩先の未来のライフスタイルをも描き出す。「光」を生み出す透明素材の造形について、社会動向や時代の空気に敏感なデザイナーたちが集結するミラノサローネ国際家具見本市で追った。
東京・井の頭公園で2014年から始まった「かいぼり」は、池の水をいったん全部抜いて生態系を回復させる取り組み。一時は絶滅が危惧されていた水草が蘇り、池の景観が大きく変わったことで話題になりました。いったい、どのようにおこなわれているのでしょうか。
元サッカー日本代表の鈴木啓太さんは現役引退後、腸内環境の解析結果を事業につなげるベンチャー企業「AuB」を起こしました。これまでの研究で分かったこと、今後の事業展開についてじっくり伺います。
フランスのシェフ、ティエリー・マルクスは物理化学者との協働でも知られる。どうして料理に科学的な視点が不可欠なのか。また、食の分野におけるサイエンスの将来的な役割とは。発酵にまつわる日本の食文化への関心や、食料問題の解決に向けた実践について、独占インタビューで明かします。
中川亮太さんと蕪木祐介さんによるカフェトーク、第4回。発酵プロセスを工夫した"ハニーコーヒー"とは、いったいどのように生まれるのでしょうか?
自然物やサイエンスの知見に着想を得たデザインが増えている背景とは? フランス在住のジャーナリストによる、国際デザインビエンナーレのフォトレポートです。
中川亮太さんと蕪木祐介さんによるカフェトーク、第3回。いよいよ実際にカカオを発酵させる場面に迫ります。
中川亮太さんと蕪木祐介さんによるカフェトーク、第2回。そもそもコーヒー豆やカカオ豆のどの部分を発酵させるのか、という話題です。
藍染めの魅力と発酵の基本をうかがう最終回。藍から生まれる多様な色や文化、世界の染め事情など、藍染めと発酵から生まれる可能性をお聞きしました。
藍染めと発酵についてうかがう全3回の中編。藍染め作業を目の当たりにすると、途中経過の色の変わりようや、美しい所作の手さばきから目が離せませんでした。
風味や香りの決定に重要な役割を果たすのが、コーヒー豆やカカオ豆を発酵させるプロセス。コーヒーとチョコレートにまつわるカフェトークをお楽しみください(全5回)
藍染めでは、藍の葉を発酵させ、さらに瓶で発酵させることで、深い青が生まれます。農学と工学を研究した学術博士でもある山崎氏に、藍染めの魅力と発酵の基本をうかがいました。
創業から120年以上を誇る東洋インキグループで、インキの基本原理から環境対応技術を活かした最新の展開までを伺いました。