(最終回)科学ファンタジーの名作『風の谷のナウシカ』は、現代に数々の問いを投げかけます。人間とは。自然とは。これからの私たちは、どう生きれば良いか。コロナ禍で立ち止まり、社会をリセットせざるを得なかった2020年を振り返りながら、じっくりお読みください。
(全3回)中編では、まず『風の谷のナウシカ』の創作論が展開します。はたして、宮崎 駿監督は作中のどの人物に自身を重ねているのでしょう? また、物語が進むにつれ、中心人物として描く層が変化していった理由とは?
(全3回)長年にわたり、その想像力が読み継がれてきた名作『風の谷のナウシカ』を題材として、コロナ禍が訪れる前に収録した座談会。その対話には、今日の状況から未来を見通すための視座が示されていました。
秋も深まり、街路樹や公園の木々が色づいてきました。なぜ、秋になると葉が色づくのでしょうか? 赤や黄色などさまざまな色になるのは、なぜなのでしょうか? お散歩や通勤時に木々を眺めるのが、ちょっと楽しくなる情報をお届けします。
【10月・神無月】1年間にわたって、鎌倉の自然と原風景をご紹介してきた本連載も、今月で最終回。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。秋には湿地にかわいいお花畑が広がる、人々の想いが守った鎌倉広町緑地をご紹介しましょう。
SDGsの目標2「飢餓をゼロに」で掲げられている “シードバンク” の役割として今、注目されているのが「伝統野菜」の生産です。この伝統野菜とは、いったいどういうものなのでしょうか? 江戸東京・伝統野菜研究会代表の大竹道茂さんに詳しく伺いました。
【9月・長月】たわわに稲が実り、実りの季節を迎える田んぼや里山は、日本人の原風景とも言える昔懐かしい景色に出会えるところ。そんな風景が、鎌倉にも残っているのをご存知ですか? 鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。
雷予報が多く出る季節です。危険な行動と安全な行動にはどんな違いがあるのでしょうか? また、雷が鳴り出したときに、安全な場所はどこなのでしょう。災害を引き起こすばかりとは言えない、雷が果たしている植物の生育のためにもたらす役割についても解説します。
【科学のフォークロア③】民俗学者で作家の畑中章宏さんが、民俗学の視点から先端科学や自然現象を読み解く連載。第3回は朝顔の「品種改良」について。朝顔は、実は秋の季語。過去を振り返ると、苦境の時代と呼応するように朝顔のブームが到来しています。このことは、今を生きるヒントになるかもしれません。
【8月・葉月】残暑も厳しく広い海を眺めたくなる季節。夏の江の島の自然をめぐる、空想旅行へ。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんのご案内です。
七夕の飾りと言えばササ飾り。ですが、街中にはタケで作った飾りがあることも。とても似ていますが、そもそもササとタケ、いったい何が違うのでしょうか?
【6月・水無月】梅雨時のみずみずしい緑に包まれ、ケイワタバコの花が咲く湖畔を、空想旅行。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。
梅雨の時期に生き生きとしだすコケ。タンポポのような草花や、サクラ、マツなどの樹木とはちょっと様子が違うようです。コケは植物なのでしょうか? どんな暮らしをしているのでしょうか? NATURE & SCIENCE が手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
「森で過ごす」というと体に良いイメージはあるものの、登山やハイキングなどはハードルが高いかもしれません。「森林浴」ならば、ハードなアクティビティーは不要です。自然や郊外に注目が集まる今、専門家に話を伺いました。
緊急事態宣言が全国で解除された日本。一足早くロックダウンを解除したフランスからのレポートでは、識者による「30分一本勝負」というユニークなオンライン討論会を伝えてもらいます。
庭先からちょっとした植え込み、山の中まで、さまざまな場所で見かけるタンポポ。花も愛らしいですが、綿毛になった姿もキュートでメルヘンを感じますよね。さて、この綿毛、どこまで飛んでいくのでしょうか? NATURE & SCIENCE が手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
【5月・皐月】草木の芽吹きがまぶしい5月。新緑の鎌倉で見られる花や生きものたちを自宅で楽しめるよう、鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんによるバーチャルツアー(空想旅行)でご案内します。
街路樹や公園の木々のいろいろな花が咲くシーズン。「花」といっても、その形や色は様々です。花びらのない花もあるって本当? NATURE & SCIENCE が手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
パンは人類とともに長い歴史を歩んできました。パンには、酵母という微生物の「発酵」というはたらきが欠かせません。しかし、人類は最初から今のようなふかふかのパンを食べていたわけでもないし、酵母の存在を知っていたわけでもありませんでした。今回は、パンと酵母が歩んできた長い歴史を少しだけご紹介します。
10代に競泳選手として世界を転戦したあと、現在はライター、バリスタとして活躍をしている、久保田和子さんによる連載エッセイです。第5回は特別編。勤務するカフェも営業自粛中、家での時間をどのように過ごすのでしょう。コーヒーの淹れ方のコツとともにお楽しみください。
NATURE & SCIENCE のサイト内に、編集部のメンバーたちが手がけた本を紹介するコーナーができました。あなた気になる本は、このなかにありましたか?
【4月・卯月】鎌倉がサクラの花で包まれる4月初め。夫婦池公園ではヤマザクラが。4月末ごろにはツツジ咲く仏行寺に向かう、のどかな里の道がおすすめです。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。
春は植物がたねから目覚め始める季節です。最初に出てくる葉を「双葉」ということがありますが、どのたねからも2枚の葉が出てくるわけではないのです。NATURE & SCIENCE が手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
花屋に並ぶ色とりどりの切り花。どうしたら切り花を美しいまま、長く楽しむことができるのでしょうか? NATURE & SCIENCE が手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
【3月・弥生】春の鎌倉の海を歩いてみませんか。江ノ電の途中下車を楽しみながら、シラスやワカメなどの海の幸、サクラガイや浜辺のお花などにも目を向ける、のんびり浜辺散策コースを鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。
【最終回】コーヒーとチョコレートの製造過程で、その後の風味や香りの決定に重要な役割を果たすのが、微生物がコーヒー豆やカカオ豆を発酵させるプロセスです。コーヒーマイスターの中川亮太さんが、チョコレート技師・珈琲焙煎師の蕪木祐介さんと語らった発酵の可能性。意外なアイデアも飛び出して必読です。
【2月・如月】冷たい空気の中にも、凛と咲くウメに春の兆しを感じる2月のさんぽ道。鎌倉駅を起点とし、寿福寺や英勝寺、鶴岡八幡宮、宝戒寺などをめぐる、歩きやすいコースです。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。
世界有数の巨大都市、東京。その水を守る東京都の取り組みの1つに「多摩川水源森林隊」と呼ばれる活動がある。管理の遅れた民有林を再生させていく取り組みだが、なんと一般の人が森林ボランティアとなって、管理作業をしているという。活動の現場を訪ねた。
10代を競泳選手として過ごし、現在はライターとバリスタとして活躍する久保田和子さんの連載エッセイ。第3回のテーマは、コーヒーと「健康」。人生100年時代と言われるようになった今、どんな状態が本当に「健康である」と言えるのでしょうか。
【1月・睦月】きりりとした空気の1月。新春の風情を味わいに、鎌倉さんぽへ出かけませんか? お正月の賑わいが少し引いたころ、ウメや冬ぼたんをたずねる静かな散策コースを、鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんがご案内します。
これまでは近縁の植物同士でないと不可能とされてきた「接木」。名古屋大学発のベンチャー、グランドグリーンが異科間植物で接木を可能にする新技術の実用化に乗り出しています。その詳細と農業の未来について伺いました。
10代を競泳選手として過ごし、現在はライターとバリスタとして活躍する久保田和子さんの連載エッセイ。第2回のテーマは、コーヒーの「酸味」です。カウンターで交わされる、 “酸っぱさ” をめぐる会話とともにお届けします。
ネスレ日本がオープンした「睡眠カフェ」では来店客にまずコーヒーを提供し、睡眠をとらせる。なぜ「眠る前にコーヒー」なのか? コーヒーと睡眠の知られざる関係に迫った。
【12月・師走】鎌倉宮から瑞泉寺へ。路地を抜けて鎌倉の奥座敷を歩いてみませんか? 心にしみるような静かで情緒あふれる紅葉や、しみじみと味わい深く色づく谷戸の草木に出会うのもいいものです。鎌倉フラワー&ネイチャーガイド、村田江里子さんがご案内します。
【新連載:11月・霜月】深まる秋、リンドウやホトトギスの花、色づき始めた紅葉を訪ねて鎌倉を歩いてみませんか? 北鎌倉から社寺をめぐり、亀谷坂切通を経て鎌倉へ向かうコースをご案内します。お寺さまですので、まずお賽銭をあげてお参りをしましょう。
秋といえばキノコの季節。そしてキノコのなかでも、毎年世間を賑わせている毒キノコの面々。「うっかり手を出さないように気をつけましょう!」の意味も込めて、個性的な毒キノコたちをご紹介します。
持続可能な開発目標、SDGs。そのゴール12「つくる責任つかう責任」には、こんなターゲットがあります。「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる」。この目標を達成するために必要な考え方を、「サルベージ・パーティ®」や「フードロスの学校」といった活動を手がける平井 巧さんに、東京農業大学で伺いました。
人類が火の利用を始めたころからの付き合いとも言われる、炭。水や空気をきれいにするなどの効果は広く知られていますが、科学的な文脈で語られることは多くありませんでした。そんな炭に注目し、住宅の“調湿”を目的とした木炭「炭八」を開発したのが、出雲カーボン株式会社の石飛裕司代表。炭の持つ力と開発秘話を伺いました。
2019年9月14日から11月10日にかけて、長野県の御代田町をメイン会場に「浅間国際フォトフェスティバル 2019」が開催中です。出展作品を制作する、現地小学生たちの姿をフォトレポート。光と化学が生み出す芸術表現である「写真」の原点を、一人のフォトグラファーが考えました。
アスパラガスの生産者は、農作業全体の約6割の時間を収穫に奪われます。この手間をゼロにするinahoの自動野菜収穫ロボットとは? 「人の代わりにロボットが収穫を担うことで、農業の課題を解決できる」と菱木 豊さんは語ります。
植物の多くは、明るい昼間に花を咲かせます。でも、中には真っ暗な夜間に花を咲かせる植物もいます。その理由は何でしょう? NATURE & SCIENCEが手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)からの転載記事です。
森の中に入ると、独特な木の香りを感じます。同時になんともいえない清々しさやリラックス感を感じるものです。でも、それはなぜでしょうか? NATURE & SCIENCEが手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)からの転載記事です。
東京・井の頭公園で2014年から始まった「かいぼり」は、池の水をいったん全部抜いて生態系を回復させる取り組み。一時は絶滅が危惧されていた水草が蘇り、池の景観が大きく変わったことで話題になりました。いったい、どのようにおこなわれているのでしょうか。
中川亮太さんと蕪木祐介さんによるカフェトーク、第4回。発酵プロセスを工夫した"ハニーコーヒー"とは、いったいどのように生まれるのでしょうか?
中川亮太さんと蕪木祐介さんによるカフェトーク、第3回。いよいよ実際にカカオを発酵させる場面に迫ります。
中川亮太さんと蕪木祐介さんによるカフェトーク、第2回。そもそもコーヒー豆やカカオ豆のどの部分を発酵させるのか、という話題です。
藍染めの魅力と発酵の基本をうかがう最終回。藍から生まれる多様な色や文化、世界の染め事情など、藍染めと発酵から生まれる可能性をお聞きしました。
藍染めと発酵についてうかがう全3回の中編。藍染め作業を目の当たりにすると、途中経過の色の変わりようや、美しい所作の手さばきから目が離せませんでした。
風味や香りの決定に重要な役割を果たすのが、コーヒー豆やカカオ豆を発酵させるプロセス。コーヒーとチョコレートにまつわるカフェトークをお楽しみください(全5回)
藍染めでは、藍の葉を発酵させ、さらに瓶で発酵させることで、深い青が生まれます。農学と工学を研究した学術博士でもある山崎氏に、藍染めの魅力と発酵の基本をうかがいました。
創業から120年以上を誇る東洋インキグループで、インキの基本原理から環境対応技術を活かした最新の展開までを伺いました。
食研究家の水野仁輔さんが、自然・科学の各分野で「好き」を追い続ける人々を訪ね、一つ一つの知恵を調合。「カレーって、何だろう?」という長年の疑問の答えを探すインタビュー連載です。第1回のゲストは西畠清順さん。植物によって世界を変えてきたプラントハンターという職種から、水野さんが得た気づきとは?