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コーヒーと眠りの知られざる関係 企業探訪⑬ ネスレ日本

コーヒーと眠りの
知られざる関係

シリーズ・企業探訪⑬
ネスレ日本

インタビュー・文/長谷川 敦
編集/箱田 高樹(カデナクリエイト)
写真/高橋 郁子

2019年3月、ネスレ日本が大井町に「ネスカフェ 睡眠カフェ」をオープンさせた。同カフェのコンセプトは心地よい睡眠を提供すること。そのために、来店客にまずコーヒーを提供するという。なぜ「眠る前にコーヒー」なのか? そこからコーヒーと睡眠の知られざる関係が見えてきた。

コーヒーを飲んでから眠る

東京・大井町に「ネスカフェ 睡眠カフェ」というスペースがある。運営するのは、スイスに本社を持つネスレの日本法人であるネスレ日本だ。“カフェ” の名があるとおりコーヒーも提供するが、メインサービスは「心地よい睡眠の提供」である。

メニューは2つある。「ナップ(昼寝)コース」ではコーヒーを1杯飲んだあと、リクライニング機能付きのレザーチェアで30分の仮眠が取れる。

「睡眠コース」では60分、90分、120分、180分の中から希望する利用時間を選び、睡眠前と睡眠後にそれぞれコーヒーが1杯ずつ付く。こちらはフランスベッドが開発した「高密度連続スプリングマットレス」のベッドで心地よい眠りにつける。

「ネスカフェ 睡眠カフェ 大井町店」は、睡眠体験型カフェというユニークな店舗。 住所:東京都品川区大井1-7-7 K-2ビル5階 営業時間:9:00~18:00(最終受付 17:30) ※予約や最新情報の確認は、ホームページにて https://suimin-cafe.jp/

「ネスカフェ 睡眠カフェ 大井町店」は、睡眠体験型カフェというユニークな店舗。
住所:東京都品川区大井1-7-7 K-2ビル5階 営業時間:9:00~18:00(最終受付 17:30)
※予約や最新情報の確認は、ホームページにて
https://suimin-cafe.jp/

ネスレはこれまでも期間限定で3回ほど「睡眠カフェ」をオープンしてきた。これが非常に好評だったため、2019年3月より大井町で常時営業の睡眠カフェをスタートさせることになったという。

しかし疑問がわく。なぜ「コーヒー」と「睡眠」なのか?

そもそもコーヒーは「飲み過ぎると眠れなくなる」と聞く。コーヒーと睡眠って、相性が悪かったはずではないだろうか?

「いや、相性はいいんですよ。生活のなかに上手にコーヒーを取り入れてもらえれば、睡眠の質を上げることも、また昼間のパフォーマンスを大きく向上させることもできる。そのことをお伝えしたくて、『睡眠カフェ』をオープンさせました」

こう語るのは、ネスレ日本の飲料事業本部でユニットマネージャーを務め、この『睡眠カフェ』を企画した髙岡二郎氏だ。

「さらにここ最近、コーヒーには数多くの人の健康にポジティブな影響を与えるとするエビデンス(科学的根拠)が取れています。そうした情報を発信する場、機会としてもこのカフェを捉えているんです」(髙岡氏)

ネスレ日本株式会社 飲料事業本部ユニットマネージャー・髙岡二郎氏

ネスレ日本株式会社 飲料事業本部ユニットマネージャー・髙岡二郎氏


赤ワインよりポリフェノールが豊富

ネスレ日本のウエルネスコミュニケーション室室長で、農学博士の福島洋一氏は、次のように語る。

「かつてコーヒーは、タバコやお酒と並んで嗜好性が強く、『摂り過ぎたら身体に悪い』イメージが強かった。ところが、ここ20年ほどの疫学研究*1 によって、コーヒーの飲用は、むしろ健康面で多くのポジティブな結果が出ることがわかってきました。現代ではむしろコーヒーは健康に良い飲み物という認識が広がり始めているんです」(福島氏)

ネスレ日本株式会社 ウエルネスコミュニケーション室 室長・福島洋一氏

ネスレ日本株式会社 ウエルネスコミュニケーション室 室長・福島洋一氏

典型的なのが「糖尿病」リスクの軽減だ。

例えば、カルストロム(Carlström)らが2018年に30本の前向きコホート研究*2 を解析した論文(「コーヒーの消費と2型糖尿病発症リスクの低減:メタ解析による系統的レビュー」*3 )では、「コーヒーを1日5杯飲む人は、まったく飲まない人に比べて、2型糖尿病の発症リスクが29%下がり、コーヒー1杯当たり約6%のリスクの低下が見込まれる」という報告がなされている。

「肝臓ガン」の発生率が低くなることもわかってきた。

国立がん研究センターの研究班は、日本人の肝臓ガンの発症因子として、飲酒、感染症(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス)を「確実」とする一方で、肝臓ガンを予防する因子としてのコーヒーの摂取を「ほぼ確実」としている*4 

*1 疫学研究

特定の人間集団を対象に、確率や統計を用いて、病気の発生頻度や分布を調査。危険因子を明らかにして、予防法や治療法を探る研究のこと。

*2 コホート研究(cohort study)

コホートとは、もともと古代ローマ軍における数百人程度の単位。転じて疫学では、地域や年齢、職業など、ある共通の性格を持つ集団を意味する。コホート研究では、コホートを長期間にわたって追跡し、疾病の発生や健康状態の変化などを観察。各種要因との関連を明らかにしようとする。要因と帰結の関連性を考えるうえでバイアスが入らないよう、現在から未来へ時間の流れに沿って解析を行うのが基本で、特に「前向きコホート研究(prospective cohort study)」と呼ぶ。一方、過去の事象に遡って調べる研究方法を「後ろ向きコホート研究(historical cohort study)」と呼んで区別する。

*3 コーヒーの消費と2型糖尿病発症リスクの低減:メタ解析による系統的レビュー

Coffee consumption and reduced risk of developing type 2 diabetes: a systematic review with meta-analysis.
Mattias Carlström, Susanna C Larsson
Published: 26 March 2018
Nutrition Reviews, Volume 76, Issue 6, June 2018, Pages 395–417,
https://doi.org/10.1093/nutrit/nuy014

*4 肝臓ガンを予防する因子としてコーヒーの摂取

国立研究法人 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ「科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究」
(ページ内に2017年8月1日版 評価一覧PDFへのリンクあり)
http://epi.ncc.go.jp/cgi-bin/cms/public/index.cgi/nccepi/can_prev/outcome/index
多目的コホート研究「コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について」(2005年4月)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/274.html

 


もっとも、なぜコーヒーが糖尿病や肝臓ガンの発症リスクを下げるのかについてのメカニズムは解明されていない。

しかし、有力な仮説として挙げられているのが、コーヒーに豊富に含まれている抗酸化物質「ポリフェノール」の存在だ。肝臓ガンで言えば、ポリフェノールが肝臓の酸化ストレスを和らげていることが、リスクの低減につながっているのではないかと言われている。

「ポリフェノールが多く含まれる食品というと、真っ先に赤ワインをイメージされる方も多いでしょう。しかし、赤ワイン1杯とコーヒー1杯のポリフェノール含有量はほぼ同じなんです。さらに、ネスレと近藤和雄教授(東洋大学 食環境科学部健康栄養学科 教授/お茶の水女子大学 名誉教授・元生活環境教育研究センター長)との共同研究で『日本人がポリフェノールを何から摂取しているか』を調査して2010年に発表した結果では、47%をコーヒーから摂取していることがわかりました*5 。アルコールである赤ワインの場合、お酒を飲める方でも毎日何杯も飲んでいる方はそういませんが、コーヒーは毎日数杯も簡単に飲めますからね」(福島氏)

日本人の食品/飲料からのポリフェノール摂取量 (首都圏在住の主婦109 名を調査、作成:ネスレ日本株式会社)

日本人の食品/飲料からのポリフェノール摂取量
(首都圏在住の主婦109 名を調査、作成:ネスレ日本株式会社)

ちなみにコーヒーにポリフェノールが多く含まれている理由は、コーヒーノキが赤道付近の南国に分布する植物であることに由来している。

日光は多くの植物の成長に欠かせないエネルギー源となるが、同時にそこに含まれる紫外線は、植物に酸化のダメージを与える。これに対抗するため、植物は抗酸化物質であり、紫外線を吸収する防御力を持つポリフェノールを生み出す。なかでも、特に紫外線の強い南国に生息する植物は、ポリフェノールを多く含むわけだ。

「南国の植物の実はパイナップルでもカカオでも、たいてい皮や殻が固くなる。これも紫外線や病原菌などから実を守るためです。ところが、コーヒーの実は固い殻もなく、皮も薄い。実そのものも、とても柔らかい。あくまで推測ですが、柔らかいまま防御力を付けて生き残るために、コーヒーは他の植物よりも圧倒的に多いポリフェノールを含有するようになったのではないでしょうか」(福島氏)

ポリフェノールを多く含むコーヒーの実 ©️Schieren, Bodo A./Stockfood /amanaimages

ポリフェノールを多く含むコーヒーの実
©️Schieren, Bodo A./Stockfood /amanaimages

いわば植物としての生存戦略の結果、コーヒーはポリフェノールを多く含有した。そしてこれを摂取することで、人間も健康上の恩恵を受けることになったわけだ。

コーヒーには、植物としての生存戦略の結果として多く含有することになった成分が、もう1つある。そしてこの成分も私たちに恩恵を与えてくれている。

そう、カフェインだ。

*5 日本人がポリフェノールを何から摂取しているか

Coffee and beverages are the major contributors to polyphenol consumption from food and beverages in Japanese middle-aged women
Fukushima Y, Tashiro T, Kumagai A, Ohyanagi H, Horiuchi T, Takizawa K, Sugihara N, Kishimoto Y, Taguchi C, Tani M, Kondo K.
J Nutr Sci 2014; 3: e48.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4473170/


計算力と持久力を上げるカフェイン

カフェインは、コーヒーノキのみならずお茶類にも多く含まれているのは周知の通り。カフェインは苦味を持つアルカロイドという物質の仲間だ。

なぜこのような苦み成分を植物が持っているかといえば、病害虫から身を守るためだと言われている。昆虫などにその実を食べられないよう、コーヒーノキや茶葉は、この苦味を防虫目的で蓄えるようになったと考えられている。

「そしてこのカフェインが、人間にとっては『覚醒作用』や『元気を生み出す力』を与えてくれるのです」(福島氏)

カフェインを人間が摂取すると、約30分で胃や腸から吸収されて、血流に乗って全身に行き渡る。特徴的なのはそれが脳にも行き渡ることだ。本来、化学物質はバリアのような役割をなす血液脳関門*5 の働きによって、脳に入りこめない。しかし、カフェインはこれを通過するわけだ。

脳内に入ったカフェインは、そこにあるアデノシンとアデノシン受容体の作用に影響を及ぼす。アデノシンとアデノシン受容体が結合すると、通常はドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の神経伝達物質が、神経終末から放出されるのを抑える働きをする。

一方でカフェインはアデノシンと似た構造をしているため、脳内にカフェインが入ると、興奮性の神経伝達物質の “抑制をさらに抑える” 、つまり放出を止めないことになる。それこそがカフェインの覚醒作用の正体だ。

「カフェインには注意力や集中力を向上させる作用があります。カフェインを摂取したあと、計算などをさせると計算能力が向上するという実験結果がありました*6 」(福島氏)

この研究では、1820歳の女子大学生98名に対して、内田クリペリンテスト(1分間あたりに1桁の足し算をどれだけできるかの調査)で15分の単純計算を2セットを実施。合間の休憩時間にカフェイン入りコーヒー1杯を摂取した群では、計算量が有意に増加したという。

  摂取物と足し算計算回数の相関 (作成:ネスレ日本株式会社)

 
摂取物と足し算計算回数の相関
(作成:ネスレ日本株式会社)

「また、運動機能も向上させます。陸上選手を対象にした英国の研究*7 では、1,500m走の平均タイムがコーヒーを飲んだときは約4秒早くなったという結果もあります」(福島氏)

*5 血液脳関門

脳(脊髄を含む中枢神経系)の組織液と、血液の間の物質交換を制限する機構。通常、生体内では物理的・化学的な法則のもと、組織と血液の間を物質が移行するが、有害な細菌やウイルスなどの脳への影響を防ぐため、毛細血管の内膜の働きによって通過を制限する関門が設けられている。ただし胎児や新生児では十分に働かず、またニコチンやアルコール、覚醒剤(メタンフェタミン、アンフェタミン)などの通過率は高い。略称はBBB(blood brain barrier)。

*6 カフェイン入りコーヒーが計算能力を向上させるという実験結果

女子栄養大学 上西 一弘助教授(当時)ら、砂糖類情報(2004年10月)
https://sugar.alic.go.jp/japan/view/jv_0410a.htm

*7 カフェイン入りコーヒーが1,500mのトレッドミルラン中の走行速度、呼吸因子、血中乳酸および知覚運動に及ぼす影響

Effect of caffeinated coffee on running speed, respiratory factors, blood lactate and perceived exertion during 1500-m treadmill running.
J D Wiles, S R Bird, J Hopkins, and M Riley
Department of Sport Science, Christ Church College, Canterbury, UK.
Br J Sports Med. 1992 Jun; 26(2): 116–120.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1478936/

 

覚醒作用、注意力や集中力の向上、さらに運動能力の向上させる作用――カフェインの作用を知れば知るほど、それを多く含むコーヒーと睡眠との相性は悪い気がしてくる。むしろスッキリとした目覚めを後押しする飲み物に思える。

しかし、それこそが睡眠とコーヒーの相性をよくし、睡眠前にコーヒーを飲む「睡眠カフェ」が提唱するスタイルのポイントだった。


戦略的昼寝、コーヒーナップ

ビジネスパーソンならば、ランチをとったあと、午後の2時くらいなど、眠気を感じ、集中力が落ちる時間帯があるものだ。集中力や計算能力を上げ、覚醒作用があるならば、この時間のコーヒーの飲用が集中力の回復に効果を発揮することになる。

福島氏は「そのタイミングで、コーヒーに加えて短い昼寝を組み合わせると、さらに効果的」と話す。

「この時間に眠くなるのは、昼食後の満腹感や日頃の睡眠不足だけが原因ではありません。私たちの体を支配する体内リズムの関係で、ちょうど午後の時間帯は眠気が起きやすくなるのです。これを防ぐために効果的なのが15分から20分程度の短い昼寝であり、昼寝のあとは眠気が取れ、集中力も高まります」(福島氏)

欧米ではこの短い昼寝のことを「パワーナップ」と呼び、先進的な企業の中にはあえてパフォーマンスを上げるために就業時間中に昼寝を取り入れるところも増えている。

ところが難しいのは、30分以上の長すぎる昼寝をとると、逆にパフォーマンスを下げることになりうることだ。長くなると睡眠深度が深くなりすぎ、今度は目覚めてからも体がだるく、かえって集中力を低下させてしまう。

「だから昼寝する直前にコーヒーを1杯飲むんです。先に述べたとおり、コーヒーはだいたい30分後に血流に乗って脳に届き、覚醒作用を起こす。ちょうど昼寝から目覚める時間帯にカフェインが効き始めるため、目覚めがさらにすっきりし、より集中力が高まるという研究データが出ています*8」(福島氏)

「ネスカフェ 睡眠カフェ」では睡眠前と睡眠後にコーヒーが提供され、睡眠計測用のアイマスク、IoT照明などが使用できる

「ネスカフェ 睡眠カフェ」では睡眠前と睡眠後にコーヒーが提供され、睡眠計測用のアイマスク、IoT照明などが使用できる

「多くのお客様に、『コーヒーを飲んでから昼寝をすると、何だか目覚めも快適だし、仕事にもすぐに集中できそう』と実感していただいています。『昼寝=サボり』というイメージがありますが、それを変えていきたい。むしろ全体のパフォーマンスを上げるために、“戦略的にコーヒーと昼寝をとっているんだ” という風に」(髙岡氏)

ネスレではこのスタイルを「コーヒーナップ」と名付けて提唱している。新しいコーヒーの活用法の提案であると同時に、日本のワークスタイル、ライフスタイルへの提案でもあるわけだ。

*8 コーヒー摂取後に短時間の昼寝を取ると、より集中力が高まる

The alerting effects of caffeine, bright light and face washing after a short daytime nap.
Mitsuo Hayashi, Akiko Masuda, Tadao Hori
Clinical Neurophysiology Volume 114, Issue 12, December 2003, Pages 2268-2278
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1388245703002554?


カフェインレスでも効果がある

昼寝だけではなく、夜の深い眠りにもコーヒーは相性がいい。

鍵を握るのは「香り」だ。コーヒーの香りを被験者に嗅がせて脳波を調べると、リラックスした状態のときに多く発生するα波の波形が見られたという。このリラックス効果が、心地よい入眠を助ける作用があるからだ。

ただし、カフェインの入ったコーヒーを夜に飲みすぎると、その覚醒作用により、眠りづらくなる面は否めない。そこでおすすめなのが、カフェインレスコーヒーだ。

「睡眠カフェでも、お客様に60分以上の睡眠を取っていただく『睡眠コース』では、睡眠前にお出しするコーヒーはカフェインレスコーヒーにしています。くつろいだ状態で眠りに入ってもらい、そして起床後には通常のカフェインを含むコーヒーを提供することで、リフレッシュしてお店を出ていただけます」(髙岡氏)

OECD(経済協力開発機構)の統計*9 によると、日本人(15歳〜64歳)の1日の平均睡眠時間(2016年)は7時間22分と、加盟国の中でも最も短いことが報告されている。40代の日本人に限定すると、厚生労働省の2017年「国民健康・栄養調査」*10 では、約半数が「睡眠時間は6時間未満」と回答している。

一方で、働き方改革が叫ばれるなど、生産性の低い、ムダに時間ばかり使うワークスタイルを改善すべきという向きも定着してきた。

コーヒーの知られざる力と、それを活用した睡眠法が、日本人の悪しき習慣を変革。生活の質を上げながら、生産性を高める。

小さな「睡眠カフェ」の挑戦は、想像よりもずっと意義深い。

*9 OECD(経済協力開発機構)の統計

Balancing paid work, unpaid work and leisure
(ページ最下部に2016年の日本のデータを記載したxlsxファイルへリンクあり)
https://www.oecd.org/gender/data/balancingpaidworkunpaidworkandleisure.htm

*10 厚生労働省の2017年「国民健康・栄養調査」

平成29年(2017年)「国民健康・栄養調査」結果のポイントより。「1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は、男女とも40歳代で最も高く、それぞれ48.5%、52.4%。睡眠で休養が十分にとれていない者の割合は20.2%であり、平成21年(2009年)からの推移でみると有意に増加し、年齢階級別にみると40歳代で最も高く30.9%。」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189_00001.html

 

 


Profile
Writer
長谷川 敦 Atsushi Hasegawa

編集プロダクション勤務を経て、フリーライターに。著書に『日本と世界の今がわかるさかのぼり現代史』。「私も普段から『パワーナップ』を生活の中に取り入れています。コーヒーはこれまでは昼寝から目覚めたあとに飲んでいたのですが、これからは寝る前に飲むことにします。でも昼寝後のコーヒーって格別においしいんですよね」

Photographer
高橋 郁子 Ikuko Takahashi

暮らしやアウトドアの分野を中心に撮影するフリーランスフォトグラファー。「どこでも寝ることができ、目覚まし時計なしでも指定の時間に起床できるタイプ。コーヒーは朝晩必ず飲みます!」
http://www.ikukotakahashi.com

Editor
箱田 高樹 Koki Hakoda

ビジネスマン向けの媒体を中心にライティング・編集を手掛けています。株式会社カデナクリエイト所属。著書に『カジュアル起業~”好き”を究めて自分らしく稼ぐ~』、共著に『図解&事例で学ぶイノベーションの教科書』など。「大好きなコーヒー。健康に関して本当にポジティブなデータが多いことに驚きました」
http://www.cadena-c.com

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