ライター、バリスタとして活躍をしている、久保田和子さんによる連載エッセイ。第7回のテーマはフードロス。SDGsにも掲げられ、以前から取り組まれていましたが、コロナ禍にあって特殊な事情も生まれたようです。
七夕伝説で有名な天の川。しかし、7月7日は梅雨の季節で天気に恵まれず、天の川を見ることは簡単ではありません。その理由は、私たちの用いている「暦」が明治時代に変わったためです。そもそも、天の川とは何なのでしょう。なぜあのようなモヤモヤしたものが空に見えているのでしょうか。
今なお全世界で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威をふるうなか、国内ではECMO(エクモ)が重症患者の7割の生命を救い、ラストホープとして注目を集めています。ECMOはどのような目的で開発され、いかにして「生命を守るテクノロジー」となりえたのでしょうか。
【8月・葉月】残暑も厳しく広い海を眺めたくなる季節。夏の江の島の自然をめぐる、空想旅行へ。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんのご案内です。
科学史、サイエンスコミュニケーション、進化生物学を専門にする渡辺政隆先生が、生きものが生きるうえでの「知恵」と、それにまつわる「科学」の道すじを考察します。
日本に生息していた二ホンカワウソに近い種類であるユーラシアカワウソを展示する「アクアマリンふくしま」。今年の5月に赤ちゃんが生まれたばかりの同館を訪問。生息環境を再現した展示スペースでは、本来の行動を引き出すことに成功していました。
水族館で人気者のクラゲ。しかし、海で泳いでいて刺された経験のある方もいるのではないでしょうか。考えてみれば、クラゲはとても不思議な生きものです。魚ではないし、そもそもいったい何者なのでしょう? 毒のことも、そのライフサイクルも、知っているようで意外と知らないことがいっぱいです。
夏の夕立時。まぶしい稲光とともに、ものすごい音を立てて、空から大きな氷の粒が降ってくることがあります。気温の高い季節に、どうして冷たい氷が地表をおおう現象が起きるのでしょうか?
奄美大島の沖合の海底に、直径2 mほどの “ミステリーサークル” が出現することが以前からダイバーたちに知られていました。2011年の発見によって「アマミホシゾラフグ」によるものだということが判明します。このユニークなフグの生態に迫ります。
セミの幼虫は地中で7年過ごし、成虫として生きられるのは1週間……などという話はよく聞かれますが、それは本当のことでしょうか? そして地面の下では幼虫はどのように過ごしているのでしょうか。NATURE & SCIENCEが手がける『PETiT PEDiA にほんの昆虫』(アマナイメージズ)の掲載記事から再構成してお届けします。
【7月・文月】海水浴場もお休みの今年は、海辺の空想旅行へ。相模湾の豊かな自然に想いを馳せます。鎌倉フラワー&ネイチャーガイドの村田江里子さんのご案内です。
飛べない鳥、といったらどんな鳥を思い浮かべるでしょう。ペンギンやダチョウでしょうか。実は、日本にも飛べない鳥が暮らしているのを知っていますか。その名はヤンバルクイナ。沖縄県北部に広がる、やんばる(山原)の森だけに生きる固有種です。日本で唯一の不思議な飛べない鳥、ヤンバルクイナを紹介します。