養老孟司さんを企画監修に迎え、21_21 DESIGN SIGHT(東京・六本木)で開催中の「虫展 −デザインのお手本−」。同展のディレクションを手がけるデザイナーの佐藤 卓さんは、どうして「虫」に注目したのでしょうか。そこには、私たちと自然の距離についての持論や、デザイナーという職能が科学に対してできることの考えがありました。
人類が火の利用を始めたころからの付き合いとも言われる、炭。水や空気をきれいにするなどの効果は広く知られていますが、科学的な文脈で語られることは多くありませんでした。そんな炭に注目し、住宅の“調湿”を目的とした木炭「炭八」を開発したのが、出雲カーボン株式会社の石飛裕司代表。炭の持つ力と開発秘話を伺いました。
シマエナガという野鳥が大人気です。写真集にカレンダーにSNSにと、あちこちから引っ張りだこ。シマエナガって、いったいどんな鳥なのでしょうか?
日本を代表する名だたる橋を手がけてきた、橋梁メーカーのエム・エム ブリッジ。近年、橋をつくるこの会社の技術が、ユニークなサンゴ増殖の研究につながって注目を集めています。橋をつくる会社が、どのようにしてサンゴを救う技術を生み出したのでしょうか。
2019年9月14日から11月10日にかけて、長野県の御代田町をメイン会場に「浅間国際フォトフェスティバル 2019」が開催中です。出展作品を制作する、現地小学生たちの姿をフォトレポート。光と化学が生み出す芸術表現である「写真」の原点を、一人のフォトグラファーが考えました。
人類学を広義な観点から考察し、フランス国立科学研究センターが研究を続けるパリ人類博物館。今年、ロレアルグループの協賛で開催された「私の皮膚の中(Dans ma peau)」展は、生物学的に皮膚を分析して紹介するだけでなく、最先端の研究を伝える試みだった。展示に携わった3人の研究者に聞いた。
オオカミは、北半球の森林や草原に広く分布するネコ目イヌ科の動物です。1組の夫婦とその子どもたちで群れをつくり、非常に広い縄張りを持つ彼らに「一匹狼」と称されるような、孤独でクールな一面はあるのでしょうか?
アスパラガスの生産者は、農作業全体の約6割の時間を収穫に奪われます。この手間をゼロにするinahoの自動野菜収穫ロボットとは? 「人の代わりにロボットが収穫を担うことで、農業の課題を解決できる」と菱木 豊さんは語ります。
2019年で創刊50周年を迎えた、福音館書店の月刊科学絵本シリーズ「かがくのとも」。5〜6歳児を主な対象に「科学の純粋な楽しさ」を伝えてきた歩みを、編集長の川鍋雅則さんにうかがいます。同誌初となる科学展「あけてみよう かがくのとびら」展(2019年9月8日まで開催)にもお邪魔しました。
植物の多くは、明るい昼間に花を咲かせます。でも、中には真っ暗な夜間に花を咲かせる植物もいます。その理由は何でしょう? NATURE & SCIENCEが手がける『PETiT PEDiA にほんの植物』(アマナイメージズ)からの転載記事です。
【第3回】『ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました。』の執筆で知られる図鑑制作者、丸山貴史さんの連載。ハイラックスを探す旅の途上、さまさまな動物に出会います。
ジュエリーブランド「HASUNA」代表の白木夏子さんが、鉱物や宝石をめぐる旅を綴ります。パキスタン編の最終回。あらためて「人が宝石を身につけることの意味」を、大きな自然と悠久の時に触れて考えました。