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アマナとひらく「自然・科学」のトビラ
秋のそぞろ歩き、小石をひろう

秋のそぞろ歩き、
小石をひろう

文・写真/佐藤 暁

ひんやりと空気が澄んだ秋から初冬にかけては、自然の中をそぞろ歩きをしたくなる季節。静かな川べりなどを歩いていると、色も模様もさまざまな、ころころ転がる小石の存在が目にとまります。

足もとの小石

小石はもともと山にあった岩でした。


それが雨や風で崩れて川に流れ込み、
流れていくうちに砕けて次第に小さくなり、
とがった角が落ちて丸くなり
やがて小石に、そして砂になります。

そう思うと足もとの小石にも物語を感じます。

生まれた山によって
色や模様はさまざま。
石はそのまま飾るだけで絵になります。


小石に絵を描く

いくつか手頃な大きさの小石があったら、
絵を描いてもう少し楽しんでみましょう。

必要な道具は絵の具と筆、それに絵の具を溶く小皿だけ。
筆は細い方が描きやすいかなと思います。絵の具は発色のいいアクリルの不透明水彩がおすすめ。

まずは描きたいものをイメージしましょう。

水玉や縞(しま)、点など、簡単な図案の組み合わせなどもかわいらしいですね。


写真集などからヒントをもらってもいいし、植物を見ながらイメージを膨らませてもいいですね。ネットで「石絵」と入れるといろいろな画像がたくさん出てきます。

マスキングテープで養生して好きな色で塗りつぶすのは簡単なのに素敵です。

乾くまで待ってそっとテープをはがしましょう。


置くだけで、楽しい

できあがったらお気に入りの場所に飾ってみます。

この夏の拾い物と一緒にただ置く。

水で洗うと落ちちゃうので注意です。汚れた場合は乾いた布でやさしくぬぐいましょう。

柔らかな日差しと心地よい秋風を楽しみながら、小石をひろいに行きませんか。


Profile
Writer
佐藤 暁 Aki Sato

NATURE & SCIENCE Div. 所属。編集者・ライター。得意分野は昆虫、植物。書籍編集のほか、企業のカタログやウェブサイトコンテンツ、地方自治体の冊子編集などに携わる。「石ころには味わいがある。人の一生よりだいぶ長い時間この世に存在してきたからだろうか。小さい子どもでさえ、小さい手をいっぱいにして持って帰ろうとする」

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