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映像への熱意は、 社会を変えるか?

映像への熱意は、
社会を変えるか?

ゼロから学ぶ、SDGsのこと⑤

文/神吉 弘邦 写真/坂本 和己(amana)

SDGsは、国連が定めた「持続可能な開発目標」。それはどんな内容で、私たちの生活とどれくらい関わるものなのでしょう。そんなSDGsについてより多くの人に知ってもらうため、社会課題を描いた短編動画の作品を一般募集し、表彰する取り組みがあります。第2回を迎えた「SDGsクリエイティブアワード」に向け、アマナで開催された映像ストーリーワークショップの模様と同アワードの受賞作品を紹介します。

映像で社会課題を“自分ごと”に

SDGsクリエイティブアワード は、「映像・デザインから世界を変革する」ことを理念に掲げて、2018年から始まった短編動画のアワードです。「世界が抱える課題」や、それに対する「地域での協働アクション」を表現した作品の募集と表彰を通じてSDGsに取り組む人々を支援し、世界中で対話やアクションの輪を広げる狙いがあります。

2019年12月23日の夕刻。第2回アワードの作品が募集されるなか、東京・芝浦ふ頭にあるアマナの芝浦オフィス「PORT」で、同アワードの実行委員会の呼びかけで「映像ストーリーワークショップ」が開催されました。 

アマナ 芝浦オフィス「PORT」のエントランス

アマナ 芝浦オフィス「PORT」のエントランス

アワードの実行委員長を務める水野雅弘さんは、環境映像グローバルメディア「Green.TV」の日本代表も勤めています。2016年には「SDGs.TV」というサイトを開始し、SDGsの理解促進に「映像の持つ力」を役立てる活動にいち早く取り組んできました。

2016年に「SDGs.TV」を立ち上げた水野雅弘さん。NATURE & SCIENCEのシリーズ「ゼロから学ぶ、SDGsのこと」の監修もしています

2016年に「SDGs.TV」を立ち上げた水野雅弘さん。NATURE & SCIENCEのシリーズ「ゼロから学ぶ、SDGsのこと」の監修もしています


この日のワークショップに参加したのは、SDGsと映像制作に関心を持つ東京近郊の中学生、高校生、大学生たち20数名です。

冒頭で、水野さんは第1回の受賞作品と表彰式の模様を紹介。前回は応募作品のうち100本近くが学生から寄せられたのが特徴でした。また、字幕を付けて、英語で発信する国際的な作品も多かったそうです。

5つのグループに分かれた参加者たちが、前回の受賞作品を鑑賞

5つのグループに分かれた参加者たちが、前回の受賞作品を鑑賞

アワードには、2つの部門があります。

まず、部門1「SDGs普及促進映像」。全部で17あるSDGsの目標(ゴール)のうち、1つの内容を60秒以内の映像で伝える部門です。今回は、下記の6つの目標について募集しました。

第2回アワードの部門1で募集されたのは、目標2、5、7、9、14、16の6つ。SDGsには全部で17の目標があり、3回目でひと通り網羅される計画です

第2回アワードの部門1で募集されたのは、目標2、5、7、9、14、16の6つ。SDGsには全部で17の目標があり、3回目でひと通り網羅される計画です

部門2は「SDGSローカルアクション映像」。SDGsの達成に関連した地域や活動単体での実際の取り組み事例を、180秒以内で紹介する映像を募集します。

水野さんは、「映像をつくる体験を通じて、SDGsを“自分ごと化”してほしい」というアワードの狙いを、ワークショップの参加者たちに伝えました。


各分野の専門家がレクチャー

まず、一人目の講師としてSDGs市民ネットワーク(SDGsジャパン)の長島美紀さんが登壇。解説したのは、目標5「ジェンダー平等を理解しよう」についてです。

SDGs市民ネットワーク(SDGsジャパン)の長島美紀さん https://www.sdgs-japan.net/

SDGs市民ネットワーク(SDGsジャパン)の長島美紀さん
https://www.sdgs-japan.net/

長島さんはジェンダーをめぐる国内の現状について、女性の政治参加や企業の管理職への登用機会の少なさなどから、2019年度のジェンダー・ギャップ指数 *1 で日本が世界で121位になっていることを解説。続いて「女性の社会進出を阻んでいるものは何か」を伝えるため、国連広報センターが製作した「ガール・エフェクト」という映像を紹介しました。

国連広報センター「ガール・エフェクト:時計がすすむ」(3分5秒)

総務省の社会生活基本調査によれば、日本では女性の平均睡眠時間がとても短く、また自分の余暇の時間がほとんど持てていない、という結果があるそうです。

しかし、ただ「女性が働ける、社会進出できればいい」というあり方だけではなく、将来のプランを女性が選べるのがジェンダーだと長島さんは言います。「女性の貧困」というキーワードをぜひ覚えておいてほしい、とも伝えました。

男性や女性だけでなく、異なる性(LGBTQ)の人が一緒にいる社会、どうすれば生きやすいのでしょうか。「映像を通じてジェンダーを考えるきっかけになる。それを通じて生活を考えることになるんです」と結びました。

*1 ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)

世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2006年から公表しているGlobal Gender Gap Report(世界男女格差レポート)に掲載される、世界各国の男女間の不均衡を示す指標。「Global Gender Gap Report 2020」では153の主要国と重要国が含まれるなか、日本は過去最低となる121位となった。


 
続いて、株式会社TREEの映像ディレクター・宮城崇志さんが、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を解説しました。

株式会社TREEの宮城 崇志さん。「市民参加の分野を研究していたとき、3.11が起きた」と語りました

株式会社TREEの宮城 崇志さん。「市民参加の分野を研究していたとき、3.11が起きた」と語りました

宮城さんは、2011年の東日本大震災によって日本のエネルギー政策が「一瞬、大きく変わった」と言います。その結果、再生可能エネルギーを含め、生活者によるエネルギー選択の可能性が広がりました。日本でも地域で再生可能エネルギーを使おうとする動きが起こり、すべての人がエネルギーへのアクセスを確保できるという意味で大切な変化だったと伝えました。

エネルギー問題を、私たちが「自分ごと」として考えなくてはならない背景には、地球の気候変動があります。「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、人間の活動が影響を与えているのは間違いない。日本でも平均気温が上昇し、集中豪雨の多さなどを実感する人も増えたのでは」と宮城さん。

こうした動きから、世界中のファイナンスが脱炭素社会に向けて動いていると言います。エネルギー選択によって「新しい社会に変えていこう」というのが目標7の狙いであり、そこから「もっと政治や経済に対して、私たちがダイレクトに要求できることがある」と解説しました。

例えば、環境省の「クールチョイス」の例にふれ、「公共交通を使うのも、エネルギー選択の一つ」だと紹介します。「見た人がエネルギーの問題を自分ごととして考えられる映像をつくれるといい」と強調しました。


前回の受賞者によるアドバイス

ここでゲストが登場。高校3年生のとき、第1回アワードのローカルアクション部門に応募して「北海道知事賞」を受賞した須藤あまねさんです。応募者の目線から制作時の体験談を伝えました。

第1回アワードの受賞者、聖心女子大学1年生(取材時)の須藤あまねさん

第1回アワードの受賞者、聖心女子大学1年生(取材時)の須藤あまねさん

須藤さんが「世界中の誰も答えを知らない問題」としてSDGsという言葉に出会ったのは、高校1年生のとき。「北海道の女子高校生として、地球のために何ができるかな?」と考え、まずSDGsという言葉の認知度を高めようと思ったそうです。

SDGsが「誰でも取り組める問題」だと伝えようと啓蒙活動を行い、他の高校とも協働してSDGsのテーマを盛り込んだゲームなどを開発してきました。そうした自分たちの活動を動画にしました。

Teen×Flores-Seed「チャレンジャー 〜世界を変革させる高校生の風儀〜」(2分53秒)
第1回SDGsクリエイティブアワード 北海道知事賞 受賞

「地元の高校生の行動を、臨場感を持って伝える。その場に行った感覚にさせるのは、やっぱり動画だなと思いました。文字や言葉を使わなくても、たとえ技術が下手でも、伝えようとする気持ちがあれば伝わります。わかりやすく、短く、楽しくという姿勢が大切です」

メンバー間の作業分担の仕方、字幕編集の方法や著作権についての考え方など、須藤さんが学んだ具体的なノウハウはとても説得力がありました。


プロに教わる企画のポイント

いよいよワークショップの準備へ。ここからは映像によるコミュニケーションを仕事にするプロの出番です。電通のライター/プランナーである間宮孝治さんは、SDGsを伝えるためのチームを率いています。

電通TeamSDGs /新!ソーシャル・デザイン・エンジン事務局長の間宮孝治さん

電通TeamSDGs /新!ソーシャル・デザイン・エンジン事務局長の間宮孝治さん

世界的な広告映像祭「カンヌ・ライオンズ」でも、2018年度からはSDGsの部門ができたそうです。間宮さんが映像を企画する際のポイントは3つ。「誰に向けているか」「何を伝えたいか」「どうやって伝えるか」。

間宮さんが作成した「企画の組み立て方」シート。これを埋めていくかたちで、各グループがディスカッションしました

間宮さんが作成した「企画の組み立て方」シート。これを埋めていくかたちで、各グループがディスカッションしました

さて、どうやって(表現)の方法とは……?

間宮さんは、①可視化する、②データ化する、③アイコン化する、④置き換える、⑤違背実験(いはいじっけん:本来は当然あるものを隠してしまう)をする、⑥時間軸を変える、という6つの方法論を、世界で評価された海外作品の事例で紹介しました。

UN Women Asia and the Pacific「The #Bridal Uniform」(1分)
パキスタンで行われた、とあるブライダルのファッションショー。最後に予告なく登場したのは、制服姿の少女でした。戸惑う観客たち。現地で社会問題になっている「児童婚」に焦点を当てるため、あえて物議を醸す演出をした記録映像は「④置き換える」の事例です


その後の20分間のグループワークでは、チームごとに目標を1つ選んで、「誰に」「どんなメッセージを」「どのような方法で伝えるか」の映像企画を議論。最後に全員の前で発表しました。

目標14「海の豊かさを守ろう」について発表するグループ。そのほか、目標2「飢餓をゼロに」を選んだグループは「外食やバイトで食べものに普段から接しながら無関心な同世代の大学生に対し、食品がどこから来るか、消費の手軽さや怖さを伝えたい」と考えました。また、目標16「平和と公正をすべての人に」を選んだグループは「スクールカースト(学校内の見えない序列)や大人同士にもイジメがある日本社会。ホロコースト(民族浄化)の歴史を自分たちの立場に置き換えて考えられると思う」と発表
目標14「海の豊かさを守ろう」について発表するグループ。そのほか、目標2「飢餓をゼロに」を選んだグループは「外食やバイトで食べものに普段から接しながら無関心な同世代の大学生に対し、食品がどこから来るか、消費の手軽さや怖さを伝えたい」と考えました。また、目標16「平和と公正をすべての人に」を選んだグループは「スクールカースト(学校内の見えない序列)や大人同士にもイジメがある日本社会。ホロコースト(民族浄化)の歴史を自分たちの立場に置き換えて考えられると思う」と発表
目標14「海の豊かさを守ろう」について発表するグループ。そのほか、目標2「飢餓をゼロに」を選んだグループは「外食やバイトで食べものに普段から接しながら無関心な同世代の大学生に対し、食品がどこから来るか、消費の手軽さや怖さを伝えたい」と考えました。また、目標16「平和と公正をすべての人に」を選んだグループは「スクールカースト(学校内の見えない序列)や大人同士にもイジメがある日本社会。ホロコースト(民族浄化)の歴史を自分たちの立場に置き換えて考えられると思う」と発表
目標14「海の豊かさを守ろう」について発表するグループ。そのほか、目標2「飢餓をゼロに」を選んだグループは「外食やバイトで食べものに普段から接しながら無関心な同世代の大学生に対し、食品がどこから来るか、消費の手軽さや怖さを伝えたい」と考えました。また、目標16「平和と公正をすべての人に」を選んだグループは「スクールカースト(学校内の見えない序列)や大人同士にもイジメがある日本社会。ホロコースト(民族浄化)の歴史を自分たちの立場に置き換えて考えられると思う」と発表
目標14「海の豊かさを守ろう」について発表するグループ。そのほか、目標2「飢餓をゼロに」を選んだグループは「外食やバイトで食べものに普段から接しながら無関心な同世代の大学生に対し、食品がどこから来るか、消費の手軽さや怖さを伝えたい」と考えました。また、目標16「平和と公正をすべての人に」を選んだグループは「スクールカースト(学校内の見えない序列)や大人同士にもイジメがある日本社会。ホロコースト(民族浄化)の歴史を自分たちの立場に置き換えて考えられると思う」と発表

目標14「海の豊かさを守ろう」について発表するグループ。そのほか、目標2「飢餓をゼロに」を選んだグループは「外食やバイトで食べものに普段から接しながら無関心な同世代の大学生に対し、食品がどこから来るか、消費の手軽さや怖さを伝えたい」と考えました。また、目標16「平和と公正をすべての人に」を選んだグループは「スクールカースト(学校内の見えない序列)や大人同士にもイジメがある日本社会。ホロコースト(民族浄化)の歴史を自分たちの立場に置き換えて考えられると思う」と発表


最後に映像作家がコツを伝授

ワークショップの最後には、映像作家の高島太士さん(FIRST APARTMENT)が、具体的な技法や映像をつくるときのヒントを交えて、全体の講評を行いました。

課題解決のタネを動画で表現できる人=ドキュメンタリストを名乗る高島太士さん

課題解決のタネを動画で表現できる人=ドキュメンタリストを名乗る高島太士さん

高島さんは、映像制作にあたって振り返ってほしい「12のチェックリスト」を伝授。「人の発言はカットできる部分が多いから、コンパクトに編集しよう。そうすると言葉が強くなるし、間延びもしない」といった役立つアドバイスに、参加者たちは真剣に耳を傾けます。

高島さんによる「映像完成のときまで見直してほしい12のチェックリスト」。金言がたくさん

高島さんによる「映像完成のときまで見直してほしい12のチェックリスト」。金言がたくさん

映像では「事実とメッセージを分けることが重要」で、調べたらわかる事実を短い映像でタラタラ並べないほうがいい、というコツも印象的でした。そして「思いを込めたコピーで締めるのが大切」とも。

「社会問題に踏み込んだテーマの映像をつくるには、どうすれば良いですか?」という質問に、高島さんから「まず、当事者に会ってみたらどうだろう」という答え。映像をつくるアクションを取ることで、制作する側だけではなく、見た人にも当事者意識が伝わり、自分ごとにできる(そして思わずシェアしたくなる)という映像の力を感じます。


ネットで見られる受賞作品

第2回SDGsクリエイティブアワードへの応募総数は、330本に達しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、札幌市で開催予定だった2020年3月7日の作品上映会・表彰式は中止になりましたが、ネット上で受賞作品が発表されています。受賞作の一部をご紹介します。

飛川 優「ごみが資源に!~ダンボールコンポストから広がる環境教育~」(3分)
第2回 SDGsクリエイティブアワードGOLD AWARD受賞

桐朋高校有志映像制作チーム(太田慎一郎、伊藤誠純、日置健太、荒殿 惇、中島遼太郎、小林 廉、根上侑己)「共有しよう!必要なのはその一歩」(1分)
同 部門1 SDGs普及促進映像大賞・学生 受賞

松本佳子「ぼくはうみがすきじゃない」(1分)
同 部門1 SDGs普及促進映像大賞・一般 受賞

伊豆原浩太、齊藤智法、岡 友也、島津卓史、棚瀬未有「SAVE LIONS 〜消えゆく野生のライオンを救うプロジェクト〜」(1分44秒)
同 部門2 SDGsローカルアクション映像大賞・一般 受賞

成澤あゆみ「Well-being 〜幸せな世界〜」(3分)
同 JICA特別賞 受賞

受賞者には、映像ストーリーワークショップの参加者も。短い時間の中で伝えたいメッセージを絞り、著作権権法も遵守。撮影アングルや音楽、編集も効果的でした。ワークショップで学んだことの成果がしっかり生かされていた印象です。

そのほか、各部門の大賞、審査員特別賞、大和証券グループ賞、ANA賞、北海道知事賞、札幌市長賞、JICA特別賞の各作品が「作品意図」「受賞理由」の解説付きで下記のページで公開されています。
https://www.sdgs.world/2nd-award-winner


新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の流行で2020年の世の中は一変しましたが、実は、SDGsとも密接な関連があります。感染症への対策そのものは、目標3「すべての人に健康と福祉を」に掲げられていますが、それだけではありません。

地球温暖化と気候変動、生態系の破壊、大規模化した牧畜や農業、際限なく進む都市化……人獣共通感染症のまん延は、人間社会の営みと表裏一体のものだからです。そして、今後の影響も甚大です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とSDGsの関連 出典:UNDESA(国連経済社会局)訳:株式会社TREE

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とSDGsの関連
出典:UNDESA(国連経済社会局)訳:株式会社TREE

あらためてSDGsの掲げる理念に沿って、世界の国々が協力して社会を変革していく(目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」を実現する)ためには。私たち自身が、これからの社会と経済活動のあり方を「自分ごと」として想像する態度が求められるのではないでしょうか。

SDGsについて一歩ずつ学ぶことで、きっと明るい未来が見通せると信じています。


Profile
Writer
神吉 弘邦 Hirokuni Kanki

NATURE & SCIENCE 編集長。コンピュータ誌、文芸誌、デザイン誌、カルチャー誌などを手がけてきた。「新型コロナウイルスの流行拡大に対して懸命に活動する、医療従事者、研究者、関連業務に携わるすべての人々に深く感謝するとともに、みなさんの無事を心から願っています。NATURE & SCIENCE では医療情報を扱いませんが、現在の状況にわずかでも役立つような記事を掲載できればと考えています」

Photographer
坂本 和己 Kazuki Sakamoto

株式会社アマナフォトグラフィ所属。「失礼ながら、私自身『SDGs』に馴染みがありませんでした。しかし、ワークショップを通して身近な意識へと変化したことは確かです。最近では普段通勤で使用している山手線にもラッピングが施され、『17の目標』は普段できるところから取り組む姿勢です」

 
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